新潟にとって対岸ロシアは歴史的にも、そして未来の地域発展を考えるためにも重要だ。冷戦時でさえ、新潟には極東ロシアへの空路、航路があった。日ロ関係の発展が地域経済に大きなインパクトをもたらすことは確実だ。
その期待は今回のウクライナ情勢も含め裏切られることが多い。だが、そうであればこそささやかであっても、地域が主体的に交流に取り組まねばならない。
そのためには「ロシア通信」のように多面的かつ、実務に役立つ情報を提供してくれる情報源はありがたい。われわれの取材活動にも貴重な参考となる。このような雑誌が、新潟を原点としていることを誇りに思っている。