小樽発コルサコフ(サハリン島南部)行きの船から税関未申告の日本製品が多数発見された。11月27日付で極東税関公式サイトが伝えた。
密輸品は税関審査を逃れるために燃料タンク内に隠されていた。捜査官が燃料を汲み出してみると、内側に特殊な木造の容器が吊るされており、中にはウォッカ、ビール、コニャックなどのアルコール類15箱と数本、ノートパソコン10台、自動車部品、旅行用品、ガスボンベなど82点(価格は未算定)の物品が隠されていた。(中略)
個人が無申告で持ち込める荷物の重量の上限は50s、アルコール類は3リットルまでと定められている。また、ロシア人船員による制限内でのアルコール類やコーヒー、自動車部品(最近タイヤは少なくなっているという)などの持ち込みは恒常的に行われている。しかしこうした合法的な持込みとは別に、大規模なものから個人レベルまで密輸も横行している。(11/27)
(週刊「ボストーク通信973より)