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ウラジオ短信

面目一新した国際ターミナル

3月4日、ウラジオストク空港の国際線ターミナルが1993年の着工から6年かかり、ようやくオープンした。

いろんな方からウラジオの国際線ターミナルはどうですかと聞かれるが、「ウラジオのイメージが変わりますよ」と話している。正直を言えば、今までが国際ターミナルとしてはお粗末で、ようやく「普通」になったというのが率直な感想であるが。

このターミナルの完成は、建物が完成し稼動したことにも大きな意味を持つが、それ以上にロシアビジネスに携わっている人やウラジオ市民にはうれしい出来事である。

この国際線ターミナルの事業は新潟のユーラシア投資環境整備(株)とウラジオストク航空との合弁。ウラジオへ行く度に、建物は立っているがオープンしない。やはり合弁はうまくいかないのかと思われていた。それが活動を始めたことはロシアでビジネスをやっている外国人には心強いことである。

また、ウラジオ市民も新潟の空港はきれいなのに、自分たちの空港は汚く恥ずかしいと思っていた。そのウラジオの人々も自信を持つことが出来た。

私は、3月4日オープンしたばかりの国際線ターミナルを利用して新潟に戻ってきた。建物は清潔で温度調節がされている。前のターミナルでは税関や入管職員の顔も厳しかったが、環境の整った新ターミナルでの職員の顔は和んで見えた。これからロシア入国も怖くなくなってきそうである。

1999/03/22 JSN 田代雅章

※この記事は、新潟日報紙の「環日本海情報ライン」1999年03月掲載の記事を転載したものです。

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