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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのグレシュコさん一家紹介

夫/ウラジーミル(52歳)会社経営
妻/マルガリータ(45歳)主婦
長女/オクサーナ(23歳)
長男/エゴール(15歳)

グレシュコさん夫妻は、ウラジーミルが太平洋艦隊の将校として軍艦の乗組員をしている時に結婚した。当時マルガリータはウラジオストクの工科大学に通う学生だったが、これまでの結婚生活は順調で、一昨年で結婚25周年、銀婚式を迎えた中の良い夫婦である。

10年前、ウラジーミルは太平洋艦隊を退役したが、大佐の地位まで昇進したため、年金は月額5500ルーブル(約2万1450円)を超え、平均的な年金支給額よりもかなり多い。とはいえ、彼はまだ自分が年を取ったとは考えてはおらず、退役後はビジネスに励んだ。

ウラジーミルは、多くの国営企業が株式会社化された時代に、ある水産会社の株を購入し、かなりの額の配当金を手にすることができた。この金を元手に、ロシア内陸部で水産物の販売を始め、小型の漁船を購入、事業を拡大した。現在、ウラジーミルの経営する会社は個人経営でありながら、4隻の漁船を所有し、ウラジオの中心部と船の修理工場のあるスラビャンカ村に事務所を構えている。従業員は船の乗組員を除き12名。漁業だけでなく、日本、韓国、中国などへの貨物輸送も手がけている。

ウラジーミルの月給は、最低でも3500ドル以上に設定している。マルガリータは専業主婦。長女のオクサーナは大学を卒業し、父に買ってもらったアパートで家族とは別に暮らしている。

一家は最近スキーに凝っていて、今年の正月は韓国のスキー場で過ごした。旅行費用は合わせて5000ドルほどかかったと言う。最近では、アルセーニェフのスキー場によく行く。2台のランドクルーザーを所有し、現在、ウラジオの郊外に一戸建てを建築中である。(2005年01月)

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