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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのドゥビツキーさん一家紹介

夫/ドミトリー(28歳)会社経営
妻/アンゲリーナ(25歳)建築士
長女/アナスタシヤ(4歳)

ドゥビツキーさん一家はウラジオストクで暮らしている。まだ若いが学生時代に結婚したので、もう長く一緒に暮らしている。二人は極東工科大建築学部の出身で、ドミトリーが4年生になり、アンゲリーナが入学した際に知り合って、その1年後には学生結婚した。ドミトリーは大学卒業後、選考した建築学とは別の分野で仕事をすることになった。彼は大学3年の頃から、父とともに日本へ中古車を買い付けに行く仕事をしていたからだ。最初の頃は父の資金で仕事をしていたが、少しずつお金を貯めて、自分のお金で買い付けをするようになった。

夫妻は結婚後ずっと、夫の両親の自宅近くにアパートを借りて暮らしている。アンゲリーナが大学3年の時に、長女のアナスタシヤが生まれたが、ドミトリーの両親が娘の面倒を見てくれたので、休学せずに大学を卒業することができた。彼女は大学卒業後、建築会社で設計やデザインの仕事をしている。ドミトリーの中古車ビジネスも今のところ順調である。関税が引き上げられたり、規則がコロコロ変わったり、状況に左右されやすい仕事ではあるが、ある程度の稼ぎは確保している。一家は、アンゲリーナの会社が新築している集合住宅の3DKの部屋を購入した。価格は2万5000ドルと、随分安くしてもらった。まだ完成していないが、来年の春ごろには入居できることになっている。

アナスタシヤの月給は1万2000ルーブル(約4万5600円)で、主に彼女の給料で生活費をまかなっている。ドミトリーが稼ぐお金は、月によって随分と違ってくるためである。現在借りているアパートの家賃は4500ルーブル、このほかに、食費や光熱費などで4000ルーブルはかかる。新築アパートの購入資金がまだすべて用意できていないので、今はとにかく節約に励んでいる。(2004年09月)

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