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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのアニシチェンコさん一家紹介

夫/ウラジーミル(47歳)運送会社勤務
妻/エレーナ(45歳)大学講師
長女/マリヤ(24歳)
長男/ウラジーミル(12歳)

ウラジーミルとエレーナは再婚同士である。マリヤは前夫との間にできた娘であるが、彼女はすでに結婚し、今年2歳になる息子がいる。彼女は中等技術学校を卒業すると就職し、働きながら大学の通信教育学部で学んだ。彼女はこのとき結婚したが、大学での勉強は続け、卒業している。

エレーナは教育大学で数学の講師をしている。彼女は自分の職業に誇りを持っているが、最近の若者の言動にはショックを受けることが多い。そんな時、彼女は仕事をやめて、もっと給料の良い職場に転職したいと思うことさえある。しかし仕事を終えて我が家に戻れば、温かい家庭があり、疲れも癒される。翌朝には再び元気を出して仕事に出かけるのだという。

ウラジーミルは、鉄道で貨物を配送する会社に勤めている。この会社は顧客からの注文に応じて車やその部品を探すサービスも行っている。彼はわずか4年しか勤めていないが、今では配送部門の責任者を任されている。現在、彼の月給は通常1万5000ルーブル(約5万8500円)。忙しい月は、仕事の出来高に応じてボーナスが支払われ、いつもの1.5倍になることもある。

一家は3DKのアパートに住んでいる。アパートの管理費は、夏場は月に800ルーブルほどだが、暖房が入る冬場は2000ルーブルにもなる。食費は5000〜5500ルーブル。一家は自家用車として、日本車を所有しているが、会社がガソリン代と必要経費を負担してくれる。

8月に入ると、ウラジーミルとエレーナは2週間の休暇をとって、沿海地方の田舎に住む彼の両親のところに息子と一緒に帰省することにしている。(2003年08月)

 

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