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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのグレシュコさん一家紹介

夫/セルゲイ(35歳)市役所勤務
妻/マリヤ(32歳)出版社勤務
長女/エカテリーナ(6ヶ月 )

マリヤとセルゲイが正式に結婚したのは1年半前。ともに初婚で、3年間一緒に暮らしてから、籍を入れた。互いにとても真面目な性格で、結婚に対し真剣であった。子供のことから経済的な問題まで将来設計をあらかじめ二人でじっくり話し合い、合意した上での結婚であった。入籍後約1年後に長女が誕生。マリヤは現在産休中だが、時間を見つけて記事を書くこともある。

マリヤは極東大ジャーナリズム学部の出身で、記者になりたての頃、ちょうどペレストロイカが始まり、それまでには扱うことのできなかった興味深いテーマで記事を書く機会に恵まれた。彼女の得意分野は経済で、現在は、有力紙に籍を置いている。

セルゲイは海運大学を卒業後、極東海運(FESCO)に入社したが、まもなく経営状態が悪化した際、退社を余儀なくされた。その後、韓国に水産物を売る商売を始めた。最初の頃は、かなりの利益を挙げることができたが、その後法律や規制が厳しくなり、採算性が悪化してきたことから、会社を転売した。しかし、その能力と手腕を買われ、現在は市役所に勤めている。

現在、一家はセルゲイの収入で暮らしている。月給は約300ドルだが、市役所に勤める前に、ある会社の株主となっており、これによる副収入もある。また、外国企業にコンサルタント業務を提供しており、これらを併せると、1ヶ月の収入は約900ドルほどになる。

長女がまだ小さいのでマリヤは子育てに専念しているが、もう少し大きくなったら、職場に復帰し、夏ごろには3人で韓国を旅行するつもりである。(2003年03月)

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