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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのワシリエフさん一家紹介

夫/ビタリー(29歳)調理師
妻/イリーナ(30歳)カメラマン
長女/ナターリヤ(9歳)

ビタリーとイリーナは今年で結婚10年目を迎える。彼らの結婚は全般的に早婚なロシアでさえ早かったが、結婚後間もなく誕生した長女とともに幸せに暮らしてきた。一家は、ウラジオ市の中心部から少し離れたところにある3DKのアパートに住んでいる。このアパートは、イリーナの母親であるタマーラ名義のもので、さほど広くはないが今のところ特に不満はない。タマーラは、家事や子育てを手伝ってくれる心強い存在である。

ビタリーは、こじんまりした、それでいて居心地の良いカフェで調理師の仕事をしている。彼の仕事は朝8時から夜10時まで、3勤3休の交代制である。イリーナは家の近所の写真店でカメラマンをしている。彼女は、店内での仕事よりも、結婚式やお祝いの席での仕事の方が気に入っている。支払いも良く、やりがいのある仕事だからだ。こういう仕事は、通常、休日に予約が入るため、土日も働くことが多い。彼女の腕前を信頼して、友人などから個人的に撮影を依頼されることもある。彼女の月給は3500ルーブル。結婚式などの撮影は、フィルムや現像代なども含めて一件あたり2500ルーブルの収入となる。ビタリーの月給は8000ルーブル。タマーラも年金の1600ルーブルを生活費として家に入れている。

一家は節約しながら質素な生活をし、高価な買い物に備え、月々貯金している。近く、ナターリヤに冬用ブーツ、ビタリーに革のコートを購入する予定である。(2002年10月)

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