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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのネスチェレンコさん一家紹介

夫/ボリス(59歳)テレビカメラマン
妻/リュドミラ(55歳)会計係
長男/イーゴリ (27歳)二等航海士
イーゴリの妻/イリーナ(27歳)
イーゴリの長男/パーベル(8歳)
イーゴリの次男/ボリス(1歳)

ボリスとリュドミラは3年前に、新しい設計の1DKを手に入れた。古いアパートには現在、息子のイーゴリとその家族が住んでいる。イーゴリが航海に出るとイリーナは度々彼の両親のもとを訪れる。上の孫パーベルは祖父母と過ごすのが大好きだ。

ボリスとリュドミラの家計は、ボリスの給与160万〜180万ルーブル(約3万5100〜4万円)と、リュドミラの給与240万ルーブル(約5万2700円)で成り立っている。ボリスはプロのカメラマンで、テレビ局に約20年間務めてきた。

その経験から、彼は結婚式や記念式などの撮影を個人的に依頼される。このような撮影は1回あたり100〜200ドルである。月に約150万ルーブルは食費、家賃、電気代で出ていく。また、毎月の50万ルーブルの貯金は1、2年後には年金生活になるので、どこか外国へ旅行する費用として貯えている。

ボリスは木を彫ってさまざまな仮面を作るという趣味を持っている。そのためにいろいろな民族の仮面の特質や歴史に関する、木彫りの芸術を扱った多くの本を集めた。彼はこの趣味に自分の自由な時間をすべて注ぎ込んでいる。ボリスはすでに作品をいくらか持っており、最近個展を開いた。(1997年12月)

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