EUの制裁がロシアのレコード業界にも影響

　EUによる対ロシア制裁第14弾にプラスチック製品の輸出禁止が含まれたことから、ロシアのレコード生産・販売業界にも影響が出る模様だ。7月4日付でコメルサント紙が伝えた。
　6月にEUが対ロシア制裁第14弾を発表した後、ロシアのレコード販売店では顧客に対し、制裁の影響により、外国製レコードの販売を中止する可能性があるとの警告が出されるようになったという(中略)。
　ロシアの音楽業界でも、アルバム等の作品はデジタルフォーマットだけでなくレコード形式でも発売することが定着している。レコード制作は欧州に発注されてきたが、今回の制裁によりこれも不可能となる。ロシアにはレコード生産工場は、ラジオ局や通信社を所有する｢マルチメディア・ホールディング｣傘下の｢ウルトラ・プロダクション｣しかない(後略)。(7／4)

（週刊ボストーク通信1539 号より）