10月2日、ベルケエンコ・ウラジオストク市長がSNSで市長を辞任することを発表した。突然の辞任に市民や関係者からは驚きの声があがった。10月4日付でPrima Mediaが伝えた。
ベルケエンコ氏は日本とも縁の深い自動車販売大手スモウトリの創業者で、昨年12月に市長に就任した(本誌1221号参照)。
同氏は10月2日、SNSに「市議会に辞職届を提出した。10月10日までに暖房シーズンへの移行業務を終わらせて、11日に自己都合により市長を辞任する。町のために戦う力はあるが、モチベーションがなくなってしまった」と書き込み、市民から驚きの声があがった。
10月3日朝には、前週に沿海地方知事に任命されたばかりのコジェミャコ氏が市庁舎を訪問し、ベルケエンコ氏と面会した。(中略)
市民や専門家からは、辞任を惜しむ声や、市長には安定した人物が必要だという声、ニコラエフ元市長を復帰させるべきだとの意見など、辞任の直接的なきっかけが不明な中で様々な反応が出た。(10/5)
(週刊ボストーク通信1259号より)