5月31日、長谷川首相補佐官率いる日本代表団がサハリン州ユジノサハリンスクを訪問し、コジェミャコ・サハリン州知事や州内企業と、北方四島での共同経済活動の実施に向けた協議を行った。同日付でサハリン州政府が伝えた。
今回の訪問団には、金融、経済、農林水産業、資源エネルギー、運輸、観光、保健の各分野の専門家が参加し、ロシア側ではサハリン州政府と州内企業の代表者が迎えた。日本側は34件、ロシア側は26件の協力事業を提案し、「小売、金融、医療」、「水産業、農業」、「電力、インフラ」のセッションに分かれて協議を行った。
サハリン州は日本側に、色丹島に出力8800kWの風力発電所を建設することも提案した。北方四島では今後も病院、学校、スポーツ施設等が建設される予定で、電力消費が増えるからだ。(後略)(6/2)
(週刊ボストーク通信1193号より)