11月18日、フォーブス誌ロシア版が毎年恒例のロシアの企業経営者の年間所得番付TOP25を発表した(うち10位までは下表参照)。
ランキングは、2014年の企業経営陣に支払われた合計報償額を基に算出された推定額で作成されており、2014年に支払われた2013年分のボーナスも考慮されている。
今年ランキング入りした25名の所得の合計は2億4200万jであり、ルーブルの下落の影響により、昨年の2億9100万jよりも17%減少した。
トップはガスプロムのミレル社長。ガスプロムのルーブル建ての利益額は7分の1、ドル建てでは9分の1に減少しているにもかかわらず、ミレル社長の2014年の所得は2013年の2500万jから2700万jに上がった。なお、今回のランキング内で昨年よりも所得額が上昇しているのは、ミレル社長を含めて7名。
(中略)
なお、ロスネフチのセチン社長の所得推定額については、同氏が2014年5月に名誉棄損でフォーブス誌を訴えたことから、2014年のランキングで推定額の公表はなかった。今年のランキングでは再び推定額が掲載されており、2013年のランキングでの5000万jから大きく下がって1750万jとなっている。(11/18)
(週刊ボストーク通信1118号より)