1月31日、モスクワでの政府拡大会議に参加したミクルシェフスキー沿海地方知事はプーチン大統領に対し、同地方で最近生産がスタートした日本車をロシア人が購入しやすくなるよう支援することを提案した。2月1日付で沿海地方政府がプレスリリースで伝えた。
ウラジオストクでは昨年10月からマツダCX-5が生産されており、今年2月からはトヨタ・ランドクルーザープラドの生産もスタートする(本誌980号に関連記事)。
プーチン大統領との会談の中でミクルシェフスキー氏は、こうした沿海地方製の日本車に住民が乗り換えやすくするために、右ハンドルの中古車から沿海地方製の新車に乗り換える場合に補助金を出してはどうかと提案した。現在、ウラジオストクで生産された自動車の大半はヨーロッパ・ロシアへ輸送されているが、このような期間限定のプログラムを実施すれば、シベリアや極東でもこれらの自動車の市場を大幅に拡大できるという。
(中略)
ミクルシェフスキー知事は以前、テレビインタビューで「沿海地方の住民はトヨタ車が大好きであり、私も愛好している」と述べたこともある。(2/1)
(週刊「ボストーク通信981号より)