自動車部品メーカーのユニプレスがサンクトペテルブルクに現地法人を設立し、自動車の車体用プレス部品の生産工場を建設する。10月16日付で同社がプレスリリースで伝えた。
新会社設立にあたってはユニプレスが資本金を全額出資し、工場建設には約60億円を投じる予定。
工場は2015年6月に始動する予定で、敷地面積は10万u、建屋部分の面積は1万8000u。主に中国、英国、日本の工場で生産した部品を溶接して、SUVのフレームなど、年間7万台分の部品を生産する。(中略)
日産のペテルブルク工場は2009年に操業をスタートし、現在の年間生産能力は5万台で、ティアナ(セダン)、エクストレイル(SUV)、ムラーノ(SUV)を生産している。来年には年間生産能力が10万台に拡張され、新たにSUVのパスファインダー、2015年には同じくSUVのキャシュカイ(日本名デュアリス)の生産も始まる。自動車市場が停滞している中でもSUVの売れ行きは比較的順調で、トヨタもサンクトペテルブルクで2016年からSUVのRAV4を生産することを発表している。(10/16)
(週刊「ボストーク通信1016号より)