富豪デリパスカ氏傘下の機会メーカー「ルースキエ・マシーヌィ」(RM)と米農機生産大手「AGCO」が合弁企業を設立し、農機の生産を始める。9月17日付でRMがプレスリリースで伝えた。
これはRMとAGCOが折半出資の合弁企業設立に関する協定に署名したもの。合弁企業はモスクワ州ゴリツィノ市にあるRM傘下の「ゴリツィノ・バス工場」内で生産を行う。生産されるのはAGCOブランドのトラクターやコンバインで、生産開始は2014年を予定(工場ではこれまでバスが生産されていたが、バス生産は別工場に移管される)。溶接から塗装までフルサイクルで生産される計画で、2014年にトラクターとコンバインを約1000台生産する。現地生産率は2015年までに40%に引き上げられる(9月18日付コメルサント紙)。また、新会社は農機の生産だけでなく、購入に際しての融資や保険といったサービスも提供する。新会社への投資額は、むこう3年で約1億j。(後略)(9/17)
プーチン大統領の立会いの下で署名する米ロの代表(ルースキエ・マシーヌィ社サイトより)
(週刊「ボストーク通信1012号より)