国家予算を投入すべき事業として、昨年10月に極東発展省がリストアップした総額5兆ルーブルの92のプロジェクトのうち、「極東バイカル地域発展基金」が10件を承認したことが明らかになった。その中にはクリル諸島の色丹島に水産コンビナートを建設する計画が含まれている。1月22日付でイズベスチヤ紙が伝えた。
色丹島の水産コンビナート建設計画は、港湾整備や冷凍施設、缶詰工場の他に卸売施設や水産品物流センターの建設なども含まれ、千島列島では択捉島にある「ギドロストロイ」の水産コンビナートに次いで2番目の規模となる。
連邦漁業局のサベリエフ広報官は、既にギドロストロイの創立者ベルホフスキー氏に色丹島のコンビナートの経営を提案しており、「長期的な展望において、水産加工の分野でロシアが日本と競争できる力をつける助けとなるだろう」と期待を込めた。
ちなみに、ベルホフスキー氏に関しては活動に不透明な点があると指摘する声もある。(後略) (1月25日付Sakhalin Media)。(1/25)
(週刊「ボストーク通信980号より)