ウラジオストク航空とサハリン航空(SAT)が統合されて、極東に新たな航空会社が設立される。ブランド名は「タイガ」だ。8月26日付でコメルサント紙が伝えた。
ウラジオ航空もSATもアエロフロートの傘下企業だが、今回、アエロフロートはSATの株式49%をサハリン州に売却することを決定した(アエロフロートは今年3月にウラジオ航空の株式52.1%をSATに売却している)。アエロフロートのサベリエフ代表取締役とホロシャビン同州知事がモスクワで会談、最終合意に至った。売却額の価格交渉は6000万〜2億ルーブルの間でなされたと市場関係者らは見ているが、合意された価格は公表されていない。売却手続きは10月に完了する見込み。
「タイガ」というブランド名で極東に単一の航空会社を設立することは、アエロフロートの取締役会で既に決定していた。既に極東の全9地域を網羅する航空網が構築され、ロゴなどのコーポレート・アイデンティティも決定、経営陣の陣容も固まっている。就航は今冬の予定。2018年までに年間の便数を534便、路線数を128まで増やす計画で、総旅客数は240万人になる見込み。(後略)(8/26)
(週刊「ボストーク通信1009号より)