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ロシアでバイクが売れ始める

 近年、ロシアではバイクの売れ行きが伸びている。7月15日付でExpert Onlineが伝えた。
  ロシアではソ連時代には年間150万台ものバイクが生産されていた時期があった。(中略)
90年代以降、自動車が一般市民にも購入できるようになったこと、国がバイク産業を保護しなかったこと、高品質な外国製バイクが輸入されるようになったことで、ロシアのバイク産業は壊滅的な打撃を受けた。現在、存続している昔ながらのブランドはイルビツキー自動二輪工場の「ウラル」のみで、部品の多くは中国製、しかも製品はほぼ全量(年間約1500台)が欧米等へ輸出されている。
  調査会社アフトスタットによれば、昨年ロシアで登録された新車バイクの台数は約1万3000台だった。中古バイクの販売台数は年間2万〜2万5000台と見られている。近年、新車バイクの販売台数は年間20〜30%増のペースで伸びており、間もなく新車と中古車の市場規模は同程度になると予測される。
  大型バイク部門(排気量500cc以上、価格30万ルーブル以上)の市場規模は年間5000台程度で、ヤマハ、ホンダ、スズキ、カワサキといった日本車や、BMW、ハーレーダビッドソン等のシェアが大きい。ちなみに、プーチン氏は近年、ハーレーダビッドソンに乗ってバイクショーに現れるパフォーマンスで注目を集めている。(後略)(7/15)

2011年、ノボロシイスクのバイクショーで ハーレーダビッドソンに乗るプーチン氏 (ロシア政府サイトより

(週刊「ボストーク通信1004号より)




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