極東海運(FESCO)の筆頭株主であるゲネラロフ氏が同社株式56%の譲渡に関して、スマ・グループと交渉していることが明らかになった。5月18日付でコメルサント紙が伝えた。
5月でFESCOの社長職辞任を表明したゲネラロフ氏は、同氏が100%の株式を保有する投資運営会社「プロムィシレンヌィエ・インベストルィ」を通じ、多角経営型投資グループのスマ・グループとFESCOの株式56%の売却に関する交渉を進めている。スマ・グループは先週、連邦反独占庁に取引許可の申請書を提出しており、見込みでは6月中旬には交渉が完了、取引価格は約10億jになるとされている。今回の株式取引には、FESCOが保有する資産の全て(ウラジオストク海洋商業港、海洋商業船舶、鉄道会社ルースカヤ・トロイカ、極東最大の冷凍コンテナオペレーターのダリレフトランスなど)が対象となる可能性がある。(後略)
(週刊「ボストーク通信946号より)