9月7日、エレーナ・スクルィンニク農相は国家会議(下院)において今年の干ばつの影響を受けた農業生産の現状について報告した。同相は、生産量の減少を理由に国はジャガイモを輸入する意向であると語った。9月7日付で農業省プレスリリースが伝えた。
スクルィンニク農相によれば、9月7日の時点でロシアにおける穀物収穫量は4700万d、今年全体で穀物の総収穫量は6000万〜6500万dと予測されている。「国内需要は国産の穀物で十分にカバーでき、穀物輸入の必要はありません」と同相は言う。
また、同相は今年のジャガイモ生産量は2200万dと予測されているが、それに対してジャガイモの需要量は2800万dであると指摘。「干ばつの影響により、我々はジャガイモ400万dを買い付ける意向です」とスクルィンニク農相。買い付け先や価格、買い付けの時期についてはコメントされていない。(9/7)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信863号より抜粋)