アメリカの大手ファストフードチェーンBurger Kingのロシア1号店が1月21日、モスクワのショッピングセンター「メトロポリス」にオープンした。準備に1年半をかけての満を持してのロシア市場進出である。
Burger Kingは既に昨年2月にロシア現地子会社の有限責任会社「バーガーキング・ルス」を登記し、11月にはコーヒーショップチェーンを運営するショコラドニツァ社をフランチャイズパートナーに選んだ。Burger Kingは1号店オープンから1週間も経たない1月25日にモスクワの別のショッピングセンター「エブロペイスキー」に2号店をオープン。さらに近いうちに「メガ・チョープリースタン」というやはりモスクワのショッピングセンターに3号店を開く予定である。当面はモスクワ市とモスクワ州に出店していき、ロジスティックスシステムが整った段階で他の地域にも店舗網を拡大していく予定である。
ロシアのファストフード市場は現在マクドナルドの“ひとり勝ち”の状態であるが、専門家らはBurger Kingがロシア市場でマクドナルドと肩を並べることが出来るようになる可能性はあると見ている。(1/25)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信832号より抜粋)