9月1日、ロシアのネット通販大手OZONが通信大手MTSと共同で開発した電子書籍端末「OZON Galaxy」の予約受付を開始した。販売が始まるのは10月から。同日付でMTSプレスリリースが伝えた。
OZONのショッピングサイトでは現在2万5000点以上のロシア語の電子書籍が販売されているが(紙媒体のロシア語の書籍は22万点以上)、 近いうちに取扱電子書籍数を大幅に拡大するという。端末を使えばMTSの3Gモバイル無料接続によりサイトから購入が可能となる。画面サイズは6 インチで、AmazonのKindle等と同じ電子ペーパーE-Inkが用いられている。OZONのショッピングサイトでは予約販売向けに100 台限定で特別価格9999ルーブルを設定している。ちなみに今年8月にアメリカで発売されたKindle 3(第3世代)の3G対応版の価格は189㌦である。
OZONで販売されている電子書籍の平均価格は50ルーブルで、紙媒体の書籍の約6分の1。また、パソコンを使えばOZON以外で販売されてい る電子書籍を購入してOZON Galaxyで読むことも可能。
ロシアでは通信大手のメガフォン社も年内に独自の電子書籍端末を発売すると発表している(9月1日付ベドモスチ)。(9／1)
（週刊ダーリニ・ボストーク通信862号より抜粋)
