7月27日、韓国の代表団がカムチャツカを訪問し、ハラクトゥイルスコエ・チタン・磁鉄鉱鉱床の開発への出資を検討していることが明らかになった。同日付でカムチャツカ立法議会プレスリリースが伝えた。
韓国の代表団には大統領補佐官や韓国鉱物資源公社の幹部らが参加した。招待したのは与党統一ロシア・ペトロパブロフスク・カムチャツキー支部のセムチェフ副書記。カムチャツカ地方立法議会議長のネブゾロフ氏は「ウラル以東は以前から様々な鉱物資源の開発が行なわれてきたが、カムチャツカにはまだ手付かずの宝が大量に眠っている。プラチナ、金、石炭があるだけでなく、メンデレーエフの周期表にあるものは全てあるといえる」と述べた。韓国代表団はハラクトゥイルスコエ・チタン・磁鉄鉱鉱床を視察し、「事業実現に必要な投資額の10%が韓国の国家予算から拠出されるなら、民間企業も積極的に参加するだろう」と述べた。同鉱床では、廃棄物を出さないよう開発された多機能精錬設備を備えた冶金複合施設の建設が予定されており、事業総額は約2500万j(7月28日付Prima Media)。資源埋蔵量は600万dと評価されており、セムチェフ副書記によれば、チタンを主とする各種鉱物資源は少なくとも200年間は採掘可能だという。(7/28)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信858号より抜粋)