7月4日、メドベージェフ大統領はセルゲイ・ダリキン沿海地方知事と会談し、同地方の社会経済問題に関して協議した。7月4日付で大統領府公式サイトが伝えた。
メドベージェフ大統領は、全国的に問題となっている失業率や給与未払いの問題について沿海地方での状況を報告するよう知事に求めた。ダリキン知事は、沿海地方で昨年1億ルーブル近くあった給与未払額が現在では500万ルーブルまで減っていると答えた。「失業率も目立って改善されています。現在沿海地方の失業率は2.9%で、失業者数は3万人です。進行中の投資プロジェクトの関連で、5万9000人分の求人があります」とダリキン知事は、社会経済状況が改善していることを強調した。
各紙で既報の通り、メドベージェフ大統領は極東視察の一環として7月3日から4日までウラジオストクを訪問した。7月3日に大統領は市制150周年を迎えた同市の祝賀コンサートで祝辞を述べた。また7月4日には2012年APECサミット準備の枠内で行なわれている建設事業現場、オホーツク海で実施された大規模海上軍事演習「ボストーク2010」を視察している。(7/5)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信854号より抜粋)