7月1日から個人が無関税でロシア国内に持ち込むことのできる商品の量が増える。関税同盟発足に関連し、国境を通じた商品の移動に関する規則が変更されるためだ。6月24日付で連邦税関庁公式サイトが伝えた。
現行の規則では、総額で6万5000ルーブルを超えない、35kgまでの商品には無関税での持ち込みが認められている。7月1日以後、関税を支払うことなくロシア国内に持ち込める商品の金額の上限は1500ユーロ、重量の上限は50kgに引き上げられる。
これまで2?までの無関税持込が認められていたアルコールも、3?までの持込が可能となる。ロシアでは中国や中央アジアから個人用と称して無関税で持ち込まれた商品が市場に流通することが問題となっており、この規則変更がそのような低価格の違法輸入品の増加につながることが懸念されている。(6/24)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信853号より抜粋)