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ロシアでは新車市場が回復か? 2ヶ月連続で前年の販売台数を上回る

 ロシアにおける新車販売台数は2ヶ月続けて前年同月の数字を上回り、市場関係者の間では自動車市場回復の期待が強まっている。需要の増加により、在庫の不足を訴えるディーラーもいる。欧州ビジネス協会(EBC)のリリースをもとにまとめた。
  6月8日に欧州ビジネス協会が公表したデータによれば、2010年1〜5月のロシアにおける新車販売台数は61万5700台で前年同期比5%の減少であった。しかし、2010年5月の販売台数は前年同月比31%増の15万7900台。4月にも前年同月比20%の増加が見られ、2ヶ月連続での伸びとなっている。
  5月に特に販売台数が伸びたのはロシア大手メーカーAvtoVAZの乗用車LADAであり、これは「廃車処理・新車買い替えプログラム」の効果によるところが多い。外国車ではKia、 Hyundai 、Daewoo が40%〜60%と高い率で販売台数を伸ばしている。
 EBC自動車メーカー委員会のMartin Jahn副委員長は「低価格帯だけでなく、高価格の自動車の需要も伸びている。経年数1〜2年の中古車の販売も伸びている」と指摘している。(6/8)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信851号より抜粋)




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