4月18日、ウラジーミル・プーチン首相はレビチン運輸大臣らと緊急会議を開き、アイスランド火山灰のロシア-欧州便への影響について審議した。現在多くのロシア人旅客が欧州の空港で足止めにあったまま帰国できずにいることが問題となっている。同日付でロシア連邦政府公式サイトが伝えた。
レビチン大臣は18日午前8時の時点での状況を次のように報告した。「約3万2000人のロシア人旅客が予定していたフライトに乗ることができず、そのうち1万2000人が欧州諸国の空港にいます。この1万2000人のうち7000人が「アエロフロート」の旅客で、同社はホテルの部屋の確保など、これらの旅客に対するサポートを行なっています」
プーチン首相は欧州の空港で足止めにあっているロシア人旅客の早期帰国をサポートする目的で、鉄道やバスなど地上交通の積極的な利用を提案した。レビチン大臣によれば、ロシア連邦運輸省では「ロシア鉄道」社と共同でロシア-欧州間の鉄道の便を増やし、バスによる国際輸送便を追加するなどの策を講じている。(4/18)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信844号より抜粋)