ロシアにおいて乗用車だけでなく、すべての自動車セグメントにおいて新車への買い替えを促進する必要がある。フリステンコ産業貿易相がバスやトラックも含めた新車買い替え促進政策の必要性を訴えた。4月16日付産業貿易省公式サイトが伝えた。
現在ロシアでは乗用車の新車への買い替えを促進する目的で、「廃車処理」プログラムが実施されている。このプログラムでは、経年数10年以上の乗用車を廃車処理に出し、国産の新車に買い替える場合、割引価格での購入が可能になる。3月8日に同プログラムがスタートしてから、1ヶ月間で5万4977件の申請が受理され、1万5688台の新車買い替えが行なわれた。「市民の間での需要は大きい」とフリステンコ大臣は評価する。
現在同省では、商用車のセグメント(バス、トラック)の分野でも車両更新を促進するための補助策が審議されている。同大臣によれば、税制優遇策や商用車の経年数制限を通じて、国内の商用車の新車への買い替えを促進する必要がある。(4/16)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信844号より抜粋)