3月10日、モスクワで開かれた靴・アクセサリー国際特別展示会「SHOESACCESSS」の枠内で全ロシア靴製造業者フォーラムが行なわれた。同フォーラムで産業貿易省林業・軽工業局カシチェエフ副局長がロシア国内における靴生産の展望を高く評価した。3月11日付でロシイスカヤ・ガゼータ紙が伝えた。
同副局長は、ロシア国内での靴製造に有利な条件が整っていると指摘。すでに靴製造に必要な材料に対する輸入関税が廃止され、ロシアで生産されていない設備を輸入する際に付加価値税が免除されている。また同副局長によれば、密輸・密造品の撲滅対策により市場における密輸品の割合が8％減る一方で、靴市場そのものは成長している。カシチェエフ氏は外国に生産拠点を持つメーカーにロシア国内での生産に切り替えるよう呼びかけた。
2009年のロシアにおける靴製造は2008年比2％以上、子供靴の製造では14％伸びている。（3／11）
（週刊ダーリニ・ボストーク通信839号より抜粋)
