3月4日、シポルト・ハバロフスク地方知事はモスクワでプーチン首相と会談し、同地方で実施されている一連の大型プロジェクトについて報告した。同日付でロシア政府広報部が伝えた。
知事によると、昨年、ハバロフスク地方の軍需産業は困難な状態にあったが、地方行政府が講じた策やプーチン首相による造船部門の再建への梃入れなどにより持ち直した。昨年4月に7億ルーブルに達した賃金未払いは、年末までに3分の1に減った。造船や航空機製造など全ての軍需企業において昨年の給与は完全に支払われている。失業率も現在3.8％と、最大時の4.2％よりも減少した。今年、地方内総生産は７％成長し、軍需産業は1.6倍の伸びが見込まれている。
同地方では、このほかバイカル・アムール鉄道の改修、金採掘・加工、昨年から激増している木材加工でも大型プロジェクトが実施されている。昨年からの一連の産業支援が今年に入り効果を出している、と知事は見ている。（3／4）
（週刊ダーリニ・ボストーク通信838号より抜粋)
