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ロシア極東の港へ向かう石油・石炭貨物列車が滞留

1月初めの数日間、ロシア極東の港に向かう線路では石炭や石油製品を積んだ貨物列車が滞留した。1月5日の時点で192本(約1万500両)の貨物列車が、極東の港での貨物積み下ろしのため待機を余儀なくされていた。1月5日付BFM.ruが伝えた。
「極東鉄道」(公開型株式会社「ロシア鉄道」の子会社)広報部は、貨物列車滞留の原因を沿海地方とハバロフスク地方の港における貨物の荷降ろし作業のテンポが遅いためと説明する。港に向かう鉄道の状況は年末からの豪雪によりさらに複雑になっている。鉄道関係者によれば、港への引込み線の部分で適時に除雪作業が行なわれておらず、そのため貨物の荷降ろし量も減少している。
公開型株式会社「ロシア鉄道」は、上述の問題を解決する目的で特定の駅及び特定の企業に対する貨物発送制限を導入した。昨年12月にも極東の港に向かう貨物列車の滞留が生じ、各港への貨物発送が制限されている。(1/5)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信830号より抜粋)




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