プーチン大統領とカバエワ下院議員(与党・統一ロシア、元新体操世界チャンピオン)の再婚報道をめぐる問題が新たな方向へ向かっている。
大衆は3つの疑問に関心を抱いているが、今のところ真相は不明だ。
1つ目の疑問は、「この報道によって誰が得をしたのか?」。男らしいイメージで世界的スターのプーチン大統領にとって、このような報道は何の特にもならない。カバエワ議員は、知名度ではプーチン大統領に劣るが、彼女のまじめな性格とこの大胆な再婚報道とは結びつかない。「モスコーフスキー・コレスポンデント」紙にとって、多くのがせネタの中からの特ダネとしてこのニュースを報じたのは、面白かったかもしれない。確かに、面白い。しかし、FSB関係者は「モスコーフスキー・コレスポンデント」紙のオフィスに向かい、情報源に興味を示しただけでなく、編集長を連行した。
2つ目の疑問、「リュドミーラ夫人との離婚は本当なのか?」。プーチン大統領はとても家族思いで男らしいと見られている。それがどうして突然、長年連れ添った家族を捨て、新しいパートナーを探すのだろう?
そして3つ目の疑問。「もし、このデマ報道が本当だったら、国民はどう反応するだろうか?」。ロシアの政治文化の中でスキャンダラスな話は馴染みがない。ましてや、私生活が公になることもあまりない。ある意味でプーチン氏の私生活に興味を抱かせるニュースである。それに、プーチン大統領の年では世の中の男性はもう精力的に活動できないのに、プーチン大統領はやっと活動を始めたという考えもある。
カバエワ議員の秘書は、「モスコーフスキー・コレスポンデント」紙が、報道の事実否定をしなければ、裁判に訴える可能性があるとしている。