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ロシアでは右ハンドルの中古車輸入が禁止?

2008/10/29 ロシイスカヤ・ガゼータ紙

  先週末、統一ロシアの議員が交通安全法の修正案を国家会議に提出した。10月29付のロシイスカヤ・ガゼータ紙などが伝えた。国家会議のモロゾフ副議長によると、これはロシアに輸入される中古車の質の管理を強化するもの。現在の法律では環境基準ユーロ3以上という条件を満たしていれば、どのような中古車でも輸入できる。修正案では、ロシアに輸入される中古車はロシアの技術基準を全て満たさなければならない。車体、車内、シートベルト、ブレーキ、ライト、騒音、ハザードランプなどが対象となる。修正案には右ハンドル禁止について直接書かれてはいない。しかし、輸入する車がロシアで規定されている安全基準を満たしているという証明書を税関で提出しなければならなくなるため、実質的に禁止されるものと見られている。この証明書がないと車を登録することも出来ず、従って、それに乗ることも出来ない。しかし、既に輸入されている車に関しては、これが適用されないため、右ハンドルの車の持ち主は、自分の車を売ることは出来ないが、運転し続けることは出来る。

 一方、右ハンドル車擁護運動の「選択の自由」のリーダーであるビャチェスラフ・ルイサコフ氏は、「国産のジグリの方が日本車よりもずっと危険です。価格は同じくらいなのですが。勿論、ロシア車には外車と競合する力はありません。だから、このような修正案が出てくるのです」と中古の日本車を市場から締め出そうとするロビー活動が背景にあることを指摘している。




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