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プーチン氏が大統領として最後の定例会議を開催(要旨)

コメルサント紙 2008/5/6

 5月5日、ウラジーミル・プーチン大統領は、閣僚や大統領府の主要メンバーを集め、毎週月曜日の定例会議を行った。同日付コメルサント紙が伝えた。プーチン氏が大統領として行う定例会議としては、今回が最後となった。プーチン大統領は、出席した閣僚や大統領府職員に対して感謝の辞を表明した。「本日会議を招集したのは、産業関連の問題を審議するためではない。8年間にわたって一緒に仕事をしてくれたことについて感謝の辞を伝えたい」とプーチン大統領は述べた。

  「私が感謝を伝えたいのは今日ここに集まってくれた方たちだけではない。大統領府と政府のメンバーで今日の会議を欠席している人たち、私の大統領任期8年の間、どんなときも私とともに働き、ロシア経済及び社会部門の再生、国家防衛力強化に貢献してくれた人々すべてに感謝したい。私が大統領としてこのような形で会議を行うのは今日が最後だ」

 プーチン大統領はまた、ドミトリー・メドベージェフ次期大統領に「成功を祈る」と伝えた。普段、プーチン大統領と閣僚の会議は安全保障会議用のホールで行われるが、今回の会議はクレムリンの第14棟第一ホールで行われた。会議に参加したのは、次期大統領、首相、大統領府の指導部、副首相、休暇中で欠席している者を除く閣僚や大統領補佐らである。グロモフ大統領広報秘書およびシチェゴレフ大統領府儀典課長も出席した。

 6日付の同紙の報道によれば、セルゲイ・イワノフの防衛相、ジューコフ副首相、トルトネフ天然資源相は休暇中で出席しなかった。

 プーチン大統領は、国家が今後も引き続き解決すべき新しい大規模な課題があることを指摘し、さらに、一連の相互に関連する主要な分野において精力を注がなければいけないと、強調した。

 「技術革新に基づく経済を築きあげること、国家運営の効率を高めること、年金制度の強化や新しい社会発展政策の策定が必要だ。税制・金融部門、教育、医療、農産コンプレクスにおける住宅政策、での一連の重要な改革が待っている」とプーチン大統領は言明した。

 



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