DP.RU 2007/12/20
RITTER SPORTのブランド名で板チョコをロシアで現地製造及び販売を展開しているAlfred Ritter社(独)が、2008年からロシアでの製造を取りやめる方針を明らかにした。今後はドイツ本国のみで製造を行う。
同社首脳陣によると、製造終了決定の一番の原因は、生産コストの上昇。向上をドイツとロシアに分散させるより、本国工場で集中製造し、市況に応じ輸出という形を取るほうが、生産コストが安くなると判断したため。
今まで同社製品のロシア現地製造を請負っていたオジンツォフ菓子工場の担当者は、契約期間終了のため、今後は同社製品の製造を行わないとしている。また、自社ブランド(KORKUNOVという大手ブランド)製品の製造だけで生産可能な範囲を超えてしまうため、当面OEM生産はどこからも請負わないとした。
専門家は、今回のRitter 社の生産拠点移転により、今後ロシアでの同社製品価格が最大で5%上昇するという見方をしている。