ベードモスチ紙 2007/8/17
ロシアでスマートフォン（インターネット接続など、音声通話以外の機能を備えた携帯電話）の普及が進んでいる。ある調査会社の資料によると、今年上半期だけで、販売台数は累計で約108万台、売上高ベースで4億4600万ドルに上った。去年の同時期は、販売台数約48万台、売上は2億3900万ドルで、市場規模は約2倍になった。携帯電話も含めた、携帯通信端末という括りで見ると、今年上半期の販売台数は累計で1350万台、売上ベースで29億ドルに上った。そのうち、スマートフォンが占めた割合は、販売台数ベースで8％、金額ベースで15,4％となった。
資料によると、携帯電話を含めた、携帯通信端末機器における、スマートフォンの普及率は、今年上半期の時点で、約6％。1年前に比べ、普及率は2倍になった。
スマートフォン市場拡大の要因として挙げられるのは、端末自体の価格低下である。2003年には端末1台当たりの平均価格は889ドルだったが、今年上半期では413ドルまで低下した。他には、ラインナップが豊富になってきていることも普及につながっていると考えられている。選択肢が増えることにより、「スマートフォン」という感覚ではなく、「より多機能で、より便利になった携帯電話」という感覚で購入する消費者が多くなってきている
