JSNトップページ > ロシアな日々 > ロシア一般家庭の紹介

ロシア一般家庭の紹介

ウラジオストクの「レズニツキーさん一家」 紹介 月刊「ロシア通信」2013年7月号掲載

   娘のアレクサンドラちゃん

夫/エフゲニー(32歳)   妻/マリーナ(30歳)   娘/アレクサンドラ(2歳)

 エフゲニーとマリーナは現在、同じ会社で働いています。マリーナは会計士兼エコノミストで、エフゲニーは通関士です。マリーナはエフゲニーと税関アカデミーの学位授与式で知り合いました。マリーナは姉のレーナに付き添って式に出ていたところ、姉の同級生だったエフゲニーに出会ったのです。エフゲニーはマリーナが気に入ったので、電話番号を尋ね、デートを申し込みました。2年後、マリーナは大学を卒業し、通関サービスを提供する大手企業で会計士の助手として働き始めました。しばらくして、会社で通関士のポストに空きが出たので、マリーナはエフゲニーを候補に推薦しました。彼の履歴書を検討した結果、会社は若くて前途有望な専門家として採用を決めました。この仕事と並行して、エフゲニーは税関アカデミーで学位の取得のために教鞭を執っていました。彼は、学位は人生でいつも役に立つと考えていました。5年間働いた末、エフゲニーは自分で起業することにしました。友人と共に、彼は貨物の通関手続きやコンテナ輸送を行う会社を起業しました。自然ななりゆきで、彼はマリーナと一緒に働くことになりました。3年前、二人は正式に結婚していたからです。エフゲニーは結婚の際、モルジブの新婚旅行を彼女にプレゼントしました。
 アメリカやモスクワの顧客も多くいるため、エフゲニーは深夜まで働いています。彼らの勤務時間に合わせなければならないためです。そのため、出社はたいてい、お昼ご飯の後になってしまうのでした。エフゲニーとマリーナは平日は別々に暮らしています。マリーナの両親が重病のため、彼女は平日は両親の面倒を見て、エフゲニーは一人で共同アパートに住んでいます。休日だけ二人は一緒に過ごします。2年前に娘のアレクサンドラが生まれました。マリーナは一年間、産休を取った後、仕事に復帰しました。エフゲニーの仕事は不規則勤務なので、彼は税関アカデミーで教える仕事を続けることが出来なくなりましたが、将来的には、固定労働時間制に移行して、もう一度、教鞭を執れるよう願っています。マリーナは逆に、仕事をする時間は出来るだけ少ないほうがいいと考えており、自由時間にヨガをしたり、フラワーアレンジメントのクラスに通うのを楽しみにしています。 

<<ロシアな日々に戻る



page top