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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方パルチザンスクの「モスクビンさん一家」 紹介 月刊「ロシア通信」2013年11月号掲載

 ルスランと カリナ兄妹
夫 /マクシム(35歳)季節労働  妻/ライサ(42歳)調理師
親戚/ルスラン(5歳) 親戚/カリナ(4歳)
ライサの長男/スラバ(24歳)

 ライサとマクシムは共通の友人を通じて知り合いました。
 その友人の誕生会で出会って、お互い一目ぼれでした。
 ライサはとても社交的な女性だったので、すぐにマクシムと付き合い始めました。歳は彼女のほうが7つ上ですが、2人が一緒にいると、その差はまったく気になりません。2人とも朗らかでとても親しみやすいカップルです。
 ライサには最初の夫との間に息子のスラバがいます。彼はもう結婚していてハバロフスクに住んでいます。マクシムと知り合うまで、ライサはサハリンに住んでいましたが、息子の近くに住もうと引っ越すことにしました。
 2人はハバロフスクのはずれの小さなアパートを借り、 ライサは食品会社「テフノログ」で仕事を見つけましたが、マクシムは漁のシーズンだけサハリンで魚を獲る不定期の仕事をしていました。そこでライサがマクシムのために、 郊外にある大きな屋敷の管理人という割の良い仕事を見つけてきたのです。2人はその家具付きの大きな屋敷に、結局2年程暮らしました。
 その後、ライサとマクシムは、ライサの親類にあたるルスランとカリナの後見人になりました。この子たちの両親は養育権を失ったので、ライサが引き取ることにしたのです。
 4人になったモスクビン一家はパルチザンスクに引っ越しました。ライサはレストランで調理師として働いています。マクシムは不定期の仕事でなんとかやりくりしていますが、ゆくゆくは安定した仕事に就くために、学校に通おうと思っています。
 ルスランとカリナは元気に幼稚園に通っています。一家の希望は、パルチザンスクに自分たちの家を持って、ここでずっと暮らしていくことで、そのために貯金もしています。

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