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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのトレグボフさん一家紹介

夫/ミハイル(40歳)運輸会社部長
妻/エカテリーナ(35歳)マッサージ師
長女/アンゲリーナ(14歳)

トレグボフさん一家は1年前、それまで暮らしていた2DKのアパートを売って、3DKのアパートを新たに購入した。新居の購入費用は3万4000ドル。家族が使いやすいようにリフォームしたので、このうち1万ルーブルは改築に費したである。それでも、家具は必要最低限しか揃えていないので、これから買い足していくことにしている。一昔前は、市内で売られている家具の種類が限られ、ほとんど選択肢がなかったが、今では輸入家具などを扱うサロンが増えてきたので、じっくりと良いものだけを揃えていくつもりだ。また、新居の近くにガレージを見つけることができた。最近、ウラジオ市内では、駐車場を確保するのが難しくなってきているという。

ミハイルは、運輸会社で部長を務めているので、まずまずの収入を得ている。給料は出来高払いで、月に800ドルほど。エカテリーナは市内の美容サロンでマッサージ師をしている。彼女の給料も仕事量で決まる。月に3000〜5000ルーブルである。実は彼女は、店を通さずに個人的に仕事の依頼を受け、副収入が多い。1万5000〜2万ルーブルである。

支出は、アパートの光熱費、管理費が6000ルーブル、食費も6000ルーブル。アンゲリーナが通っているダンス教室の月謝が1500ルーブル。車の維持費などを差し引いてもかなり残るが、ほとんど全部貯蓄に当てている。

新居に引っ越してから、一家は犬(ダルメシアン)を飼い始めた。以前飼っていた犬が2年前に亡くなってしまったので、とても大事に育てている。えさ代は月に1500ルーブルほど必要だと言う。

とても仲の良い家族なので、休日には全員で外出する。今年の冬は郊外にスキーによく出かけたが、ただ滑るだけでなくきれいな空気を吸って心を休めることができた。昨年、アンゲリーナがスノーボードを始めたいと親に頼みこみ、道具を一式揃えてもらった。当初両親は、スノーボードは危ないからと説得したが、結局娘の言うことに折れたという。その代わり、無理をせずにコーチについてきちんとトレーニングすることを条件にした。

エカテリーナの母親は市郊外の一軒家で1人暮らしをている。58歳という年の割にはかなり元気で、自分で車を運転して、娘の家に遊びに来る。共働きの夫婦の家事を手伝ってくれる頼もしい存在である。(2005年03月)

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