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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのストロガノフさん一家紹介

夫/アレクセイ(36歳)地理学者
妻/アンナ(34歳)司書
長男/アントン(14歳)中学生
長女/オクサーナ(10歳)小学生

ストロガノフさん一家は、ウラジオストク市内にある2DKのアパートに住んでいる。アパートは数年前、夫アレクセイが勤める研究所から支給されたもので、広くはないが一家はとても気に入っている。アレクセイはロシア科学アカデミー極東支部の地理学研究所の研究員。彼は子供の頃から地理に興味があり、高校卒業後は迷うことなくレニングラード地理大学に進学し、地理学を学んだ。彼の月給は5000ルーブル(約2万1700円)で、全額を家に入れている。仕事柄出張で頻繁に家を空ける父親の帰りを、子供達はいつも楽しみに待っている。

アンナは今、地元の中学校の図書館に勤めている。彼女は極東大地質土壌学部を卒業し、数年間ウラジオストクにある研究所に勤めていたが、結婚と出産を機に、図書館に勤めることにした。彼女の月給は2000ルーブル(約8700円)である。

長男のアントンはとても活発な子で、夢はNBAのプロ選手になること。アントンは毎月300ルーブルのお小遣いをもらっている。オクサーナは母親似のかわいらしい女の子でまだ小学4年生。料理が大好きで、母の手伝いを進んでしている。彼女のお小遣いは毎月200ルーブル。

家計費のなかで一番出費がかさむのは食費だが、一家には野菜や果物を育てる家庭菜園がある。このため食費は毎月約3000ルーブルに抑えられている。これから子供達の教育費にお金が必要となるため、倹約生活を送り、少しづつではあるが貯金をしている。(2002年02月)

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