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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのアヌフリエフさん一家紹介

夫/ワジム(26歳)広告会社のデザイナー
妻/ナターリヤ (26歳)教師
長男/マクシム(3歳)

一家は5階建住宅の1DKに住んでいる。近くにマクシムの通っている幼稚園とナターリヤの働いている学校があるので、彼女にとって都合がいい。通勤途中でマクシムを幼稚園に送り届け、帰宅する際連れて帰っている。

一家の家計はワジムの月給3000ルーブル(約1万8000円)と、ナターリヤの1200ルーブル(約7200円、これは国立学校の教師の平均的な給与)で成り立っている。ワジムの給与のほとんどは、一家の食費、公共料金の支払い、日用家庭用品の購入に使われる。ワジムの給与は安定しているが、中学校の美術教師であるナタリヤの方は安定しておらず、給与の遅配や一部支払いなどがしばしばある。そのため、ナターリヤは家計においては彼の給与のみを頼りにしている。

ナターリヤは洋裁や編み物が得意で、趣味と実益を兼ねて、自分の洋服はもちろん、夫や息子の着る物も全て手作りしている。店で買う必要もなく安上がりである。(1998年12月)

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