JSNトップページ > ロシアな日々 > ロシア一般家庭の紹介

ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのイブリンさん一家紹介

夫/イワン(46歳)船舶修理工  
妻/リュボーフィ(44歳)起重機操作係 
長女/ユーリア (25歳)商社勤務(秘書) 
次女/アリーサ(11歳)中学生 

一家は最近、プレハブ5階建てのアパートの1階にある2DKを手に入れた。これはリュボーフィが勤めている会社が提供してくれた。彼女はそこに10年勤務した。現在、この住まいを改装している。その間は古い市営共同住宅に住んでいる。新しい住まいの改装に使う材料、例えば、壁紙、リノリウム、タイルなどはリュボーフィがもう1年も前に買っておいた。当時、会社がリュボーフィに住まいの提供を約束し、引越しの準備をしていたが、建設に関する様々な妨げとなる事柄のために今年になってやっと手に入れた。一家は長年待っていた新しい住まいを喜んでいる。長女ユーリアは両親とは別に市外に住んでいる。

家計は、イワンの月収150万ルーブル(約3万3000円)とリュボーフィの130万ルーブル(約2万9000円)で成り立っている。しかし現在、家族は経済的に難しい状態にある。なぜなら、イワンとリュボーフィの勤めている会社は、すでに何ヶ月も給与を支払っていないからだ。イワンは、仕事の暇なときに様々な注文を受けており、月に60万から80万ルーブル稼いでいる。これらはすべて食費や家賃で出ていく。

この夏、一家はアリーサを連れて田舎に住む祖母のところへ行こうと思っている。そこでアリーサは新学期前に十分休養することができる。彼女自身、田舎が大好きだ。祖母の家には大きな庭と菜園があるので、夏中、新鮮な野菜と果物に恵まれている。(1997年07月)

<<ロシア一般家庭の紹介一覧へ戻る



page top