プーチン大統領は11月19日、いわゆる「ロシアの核ドクトリン」の改定版を承認する大統領令に署名した。核兵器の使用が想定されるシナリオの数を増やしたものである。11月20日付でコメルサント紙が伝えた。(中略)
改定前のドクトリン(2020年版)との違いで最も重要なのは、使用条件に関する項目である。使用が想定されるシナリオがこれまでの4項目から5項目に増え、新たに「航空宇宙攻撃手段(戦略機、戦術機、巡航ミサイル、無人航空機、極超音速航空機その他の航空機)の大量発射(離陸)ならびにそれらのロシア連邦国境越えに関する信頼に足る情報が入ってきた場合」が追加された(後略)。(11/20)
(週刊ボストーク通信1558号より)