ウラジオストクの実業家ババコヒャン氏が、2001~02年に殺し屋を使って商売敵2人を殺害したとして懲役20年の有罪判決を受けた。11月15日付でRBCが伝えた。
判決によれば、ババコヒャン被告は2001年、ウラジオストクのマフィアグループ「トリフォノフスキエ」(“トリフォノフ組”)に所属するとされるコワリチュク被告に、ウラジオストクのナイトクラブ「ノーチラス」の株主であるキルギンツェフ氏の殺害を依頼した。コワリチュク被告はキルギンツェフ氏が所有するトヨタ・ランドクルーザーの下面に遠隔起動式の爆弾を仕掛け、車に乗り込んだ同氏を爆殺し、報酬として1万㌦を受け取ったとされる。
また、2002年にババコヒャン被告は、ウラジオストクの映画館運営会社「ニューウェイブシネマ」とテレビ・ラジオ会社「新しい波」の株主で警備会社「ガード2」の社長だったセジンコ氏の殺害を再びコワリチュク被告に依頼し、後者はセジンコ氏の家の玄関に爆弾を仕掛けて同様に爆殺した。報酬は1万5000㌦とレクサス470だったという(後略)。(11/15)
(週刊ボストーク通信1557号より)