ロシア連邦大統領付属国民経済行政アカデミーの調査で、60歳以上のロシア人の半数以上が不安や抑鬱気分を感じていることが分かった。高齢者はどの世代よりも特別軍事作戦のせいで心を痛めており、「勝利の後」に鬱は治るとみる国会議員もいる。9月23日付でコメルサント誌が伝えた。 (中略)調査では、統計庁のデータを補足するために、CES-D(鬱病自己評価尺度)のテストも行われた。その結果、4人に1人に重度の抑鬱症状があることが分かった。一方で、その症状を自覚している者はわずか5%しかおらず、これは心の病気がしばしば、単なる「老化の自然な表出」と間違って解釈されているからだと専門家は指摘している(後略)。 (9/23)
(週刊ボストーク通信1550号より)