1月中旬から下旬にかけて、極東各地が強い寒波に見舞われ、市民生活に影響が出た。現地メディアの報道をまとめた。
サハ共和国では1月16日頃から一部では気温が-60℃台まで下がった。そのため、学校はリモート授業となったが、コロナ禍でのノウハウもあり、混乱はなかった模様だ(同共和国では気温が一定以下まで下がると、親の判断で登校を止めることもできる)。ヤクーツクの市民は、「-65℃になると空気がとても冷たく、濃くなり、呼吸が難しくなる。携帯電話はポケットから出した途端に凍ってしまう。霧が出て視界が悪化するので、道に迷いやすくなる。全身を針で刺されるような感覚になり、動いていないとすぐに凍える。服を何枚も重ね着するので、レストランや劇場に行くと、上着だけでなくズボンも脱いで預けることになる」と述べた(1月17日付ロシイスカヤ・ガゼータ紙)。 (後略)(1/20)
(週刊ボストーク通信1467号より)