耳に麺を吊るしてプーチン大統領の演説を聞いた議員を告訴

　　2月21日のプーチン大統領による年次教書演説の内容に不満を表すパフォーマンス動画をインターネットに投稿した地方議員に対する裁判が始まった。3月7日付でコメルサント紙が伝えた。
　3月7日、サマラ州のノボクイブィシェフスク市裁判所で、ロシア軍の信用失墜罪の容疑をかけられているサマラ州議会のアブダルキン議員(共産党)の裁判が始まった。(中略) ロシア語の慣用句｢～の耳に麺を吊るす｣は｢～をだます｣を意味しており(語源は諸説あるが、ポケット、すなわち他人の懐を意味するフランス語のラ・ポッシュと麺を意味するロシア語のラプシャの音が似ていることに由来するといわれている)、アブダルキン氏はプーチン大統領の演説に対するシニカルな態度を表明したとみることができる。 (後略)。(3／7)

 （週刊ボストーク通信1474号より）