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モスクワの食料品店「エリセエフスキー」が廃業へ

 帝政時代から続くモスクワの高級食料品店「エリセエフスキー」が4月に廃業する。3月30日付でコメルサント紙が伝えた。
 エリセエフスキーを所有する「エリセエフスキー商店」社によれば、店舗の権利関係が複雑で(一部は運営会社が、一部はモスクワ市が所有)、店の運営を引き継ぐ小売業者を見つけられなかったため、店舗は4月11日に閉鎖される。市場関係者は、富裕層や観光客をターゲットにしたエリセエフスキーはコロナ禍で生き残れず、権利問題が追い打ちになったとみている。なお、モスクワ市政府は、少なくとも建物は文化遺産として保存する意向を示している(4月1日付ロシイスカヤ・ガゼータ紙)。(後略)(4/1)

 (週刊ボストーク通信1381号より)




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