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ロシアのハラールビジネスの現状と展望

 ロシアでハラールビジネスが拡大しつつある。現在はまだ企業数も少ないものの、輸出商品として大きく伸びる可能性がある。9月26日付でセクレト・フィルムィ誌が伝えた。
(中略)
 ロシアでハラールビジネスを行っている企業は大別して2つに分けることができる。1つ目は、レスルス、ミラトルグ、チェルキゾボなど大手農業企業で、主に輸出用にハラール商品を生産している。2つ目は、1990年代から登場してきたイスラム教徒(ムスリム)が設立した企業で、販路はムスリム社会。(中略)
 近年はロシアでも宗教マーケティングが行われるようになっており、春にはバーガーキングがロシア正教会に承認されたという「斎戒バーガー」を売り出すなどしている。欧州では以前からハラール食品がエコ食品として非ムスリムにも評価されている風潮がある。食品だけでなく化粧品にも市場は広がっており、そうしたトレンドがロシアにやってくる可能性もあるという。(9/26)
(週刊ボストーク通信1160号より)




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